新潟市:うつ病で休職中の方が障害厚生年金2級に認定されたケース
性別:女性
傷病名:うつ病
年齢:40代
就労状況:休職中
地域:新潟市
相談者のお困りごと・面談時の状況
職場の上司が定年退職し別の人が新しく上司となったことをきっかけに職場での人間関係がうまくいかなくなりました。
休職する直前まで上司と部下の板挟みにあって常に自分の無力さを感じていました。今回の休職前にも一度同じ理由で休職して復職しましたが、今回は復帰の目途が立たず職場からも退職勧奨を受けている状況です。
主治医からは障害年金の話が出てているので、申請代行を依頼したいと思っています。
社労士による見解アドバイス
ご本人様と配偶者のかた両方から詳しくお話をうかがいました。
実態としては障害等級3級以上に該当する可能性が高いと思いました。現在通院している医療機関の主治医の先生からはすぐにでも診断書を書いていただけるようでしたが、ご家族としては別の病院への転院も考えていらっしゃいました。
こちらからは、「受給の可能性自体は十分にあるので、転院するか否かは相談者様にお任せすること」と、「申請をするのであれば相談者様の結論に沿ってお手伝いをさせていただくこと」をお話ししました。
申請について依頼をいただき、お手伝いさせていただくことになりました。
受任までに行ったこと
障害年金の申請にあたり、該当する傷病で初めて医療機関にかかった日を「初診日」といいますが、申請者の方が仰った日が10年ほど前だったということもあったのでまずは初診の病院にカルテが残っているかどうかの確認を行いました。
カルテは保存年限が5年と定められており、医療機関によっては既に廃棄済みの可能性があるからです。幸いなことにカルテは残っており、初診日の証明をするのに必要な「受診状況等証明書」を作成いただくことができました。
その後、いくつかの医療機関へ転院をされていたので、初診日から1年6か月経過した時点で通院していた病院と現在の病院へ診断書の作成依頼をしました。(初診日から1年6か月経過した日を「障害認定日」といいます。この日を経過するまで障害年金の申請手続きをすることはできません。また、診断書の作成には「障害認定日」から3か月の間に医療機関へ受診している必要があります。)
全ての診断書とマイナンバーなどの必要書類を揃え、年金事務所へ提出させていただきました。
今回、申請手続きに関するやりとりは全て申請者のご家族とメールでさせていただきました。家族の目を通したご本人の様子や病院とのやりとりを細かくお伝えいただき、無事に障害厚生年金2級が認められました。
【新潟市や佐渡市など遠方の方もウェブでのご相談、受給実績あり。ぜひお気軽にご相談ください】
結果
女性(40代/休職中)
傷病名:自閉スペクトラム症(特定不能の気分障害)
決定した年金額と等級:障害厚生年金2級
受給決定額:年額221万円(配偶者加算と子の加算を含む)