長岡市:軽度知的障害と不安神経症で障害基礎年金2級に決定したケース
性別:女性
傷病名:軽度知的障害、不安神経症
年齢:20代
就労状況:無職
相談者のお困りごと・面談時の状況
娘さんのことについてお母さまが相談にいらっしゃいました。
娘さんは小学生の頃から同級生とコミュニケーションがうまく取れず、孤立することが多かったそうです。
精神的に不安定になることも多く、カウンセリングのため病院の小児科に通院していましたが、不安定さが改善することはありませんでした。
成人後は精神科を受診し、不安神経症と診断されて現在も通院を続けていらっしゃいました。
社労士による見解アドバイス
不安神経症は「神経症」の分類となり、原則として障害年金の対象とはなりません。
しかし、神経症の他に障害年金の対象となる傷病名が診断されていたり、「臨床症状から判断して精神病の病害を示しているものについては、統合失調症又は気分(感情)障害に準じて取り扱」割れる場合があります。
まずは、精神科の主治医の先生に、障害年金の申請をしようとしていること、もし診断書を書いてもらえるのなら診断書に神経症以外の診断名や臨床症状が出てくる可能性があるかを聞いていただくことをお勧めしました。
その後、主治医の先生が診断書を書いて下さるということになり、当事務所で申請サポートをさせていただくことになりました。
受任までに行ったこと
現在、通院している精神科でいまの障害状態について診断書を作成していただくことになりました。申請とは別に、主治医の先生が異動で変わったタイミングで検査を受けたところ、軽度知的障害が判明しました。当初相談にいらっしゃった際に伺った「不安神経症」は原則として障害年金の対象外の診断名となりますが、軽度知的障害は対象の診断名となります。出来上がった診断書にも軽度知的障害の診断名の記載があったので、初診日を出生日、障害認定日を20歳の誕生日前日として書類を作成し、申請を行いました。
結果
女性(20代/無職)
傷病名:軽度知的障害
決定した年金額と等級:障害基礎年金2級
受給決定額:年額795,000円