新潟市:大腿骨頭壊死症で人工関節置換術を受けた方が申請し障害厚生年金3級に認定されたケース
性別:女性
傷病名:大腿骨頭壊死症
年齢:60代
就労状況:無職
相談者のお困りごと・面談時の状況
大腿骨頭壊死症のため、人工関節置換術を受けました。手術後は重いものを持てなくなりました。
手術前に行っていた仕事をつづけることが出来なくなりました。
職場では、何とか従事できる仕事を探してくれようとしましたが、結果的にできる職種がなく退職することになりました。
社労士による見解アドバイス
障害年金の認定基準では「人工関節をそう入置換したものについて」は原則として、障害等級3級に認定されます。ちなみに、3級は障害厚生年金にのみある等級で、障害基礎年金にはありません。
無料相談の場で詳しくお話を伺うと、人工関節のそう入置換に関連する症状で初めて病院を受診した日(初診日)には厚生年金に加入されていらっしゃいました。
それ以外の障害年金の受給要件についても問題はないようでした。
障害年金については、ご自分では制度をよく理解しておらず申請について不安な部分が大きいので、専門家に申請代行を依頼したいということで、すぐに申請サポートをさせていただくことになりました。
受任までに行ったこと
初診と通院先が同じ病院であったため申請者の方からもご協力いただいて迅速に書類の準備を進めることができました。
人工骨頭置換術は原則として障害厚生年金3級が認められるので、日常生活におけるお困りごとなどを聞き取ったうえで「病歴・就労状況等申立書」を作成しました。「病歴・就労状況等申立書」は発症した頃から現在までの受診歴や就労状況、日常生活状況などを3~5年ごとの期間に区切って記載していく書類です。病院が作成した診断書との整合性を確かめながら作成することがポイントです。
整った書類は申請者の方に内容を確認いただき、揃えて提出しました。
結果
女性(60代/無職)
傷病名:両側大腿骨頭壊死症
決定した年金額と等級:障害厚生年金3級
受給決定額:年額約61万円