小千谷市:神経発達症(発達障害)で申請された方が障害基礎年金2級に認定されたケース
性別:男性
傷病名:自閉スペクトラム症(発達障害/神経発達症)
年齢:30代
就労状況:嘱託
相談者のお困りごと・面談時の状況
大学に進学してから、授業について行くのにいっぱいいっぱいいであったり、人間関係がうまくいかなかったりと気分の落ち込みが続くようになりました。
精神科を受診したところうつ病と診断されました。
その後、社会に出てからも上手くいかないことが多く改めて精神科を受診したところ発達障害(神経発達症)と診断されました。
現在は嘱託で働いていますが、収入面での不安も大きいため、受給の可能性があれば障害年金の申請をしたいと考えています。
社労士による見解アドバイス
事務所にお越しいただき、詳しくこれまでのお話を聴かせていただきました。
結論としては、障害年金受給の可能性は五分五分ではないかと思われました。
ご本人にもその旨伝えて、申請しても必ず受給できるとは限らないが、申請する価値自体はあるいうことで申請のサポートをさせていただくことになりました。
受任までに行ったこと
まず初診の病院に初診日の証明を依頼する書類(「受診状況等証明書」)を送り、現在の通院先にも診断書作成を依頼しました。診断書の内容と申請者様からの聞き取りに基づいて作成する「病歴・就労状況等申立書」についても追加で幼少期の様子を聞き取ったり診断書の内容について問い合わせを行ったりして記載をしました。
ちなみに「病歴・就労状況等申立書」は発症から現在にいたるまでの経過や就労状況などを3~5年ごとに区切って記載していく申立書のことをいいます。今までの状況を記載する大切な書類の一つです。
結果
男性(30代/自営業)
傷病名:注意欠如多動性障害
決定した年金額と等級:障害基礎年金2級
受給決定額:年額約81万円