長岡市:大人になってから軽度知的障害が判明した方が障害基礎年金2級に決定したケース
性別:女性
傷病名:軽度知的障害、うつ病
年齢:40代
就労状況:無職
地域:長岡市
相談者のお困りごと・面談時の状況
5年ほど前から現在までうつ病の症状で精神科に定期通院をされていました。
主治医の先生から障害年金についての話を聞き、ご本人様も申請をしたいということで相談にいらっしゃいました。
社労士による見解アドバイス
初めて精神的な不調を感じてから現在までの様子を詳しくお聞きしました。
特に、現在の日常生活でのお困りごとについて具体的に教えていただきました。通院こそ一人で行けるものの、それ以外の日常生活は多くの部分で家族の支援がないと成り立たたず、家族に対して申し訳ないと思う気持ちを強く感じていらっしゃるようでした。
障害年金の受給に関しては、申請すれば確実に受給できるお約束はできませんが、認定基準と照らし合わせると受給対象者と多く重なる部分がありました。
ご本様も申請したい気持ちが強かったこともあり、申請のお手伝いをさせていただくことになりました。
受任までに行ったこと
現在通院中の精神科の先生に診断書の作成を依頼しました。
当初、申請者様からは、「『うつ病』と診断されています」と聞いていました。
しかし、完成した診断書を確認させていただいたところ、「障害の原因となった傷病名」として「軽度知的障害」と記されていまいた。
診断書の申請書類のひとつに「病歴・就労状況等申立書」というものがあります。
この書類には、障害の原因となった傷病の発症時から現在までの病歴や就労状況を3~5年ごとに記していきます。
「知的障害」などの先天性の障害については、出生時からの記載が必要となります。すでに、うつ病と診断されたころから現在までのことをお聞きして、書類の作成を進めていましたが、改めて申請者さまから不足部分の聞き取りをして出生時からの部分も追加して書類の作成を行いました。
結果
女性(40代/無職)
傷病名:軽度知的障害、うつ病
決定した年金額と等級:障害基礎年金2級
受給決定額:年額約795,000円