十日町市:発達障害で申請して不支給になった方が再申請して基礎2級の受給が決定したケース
相談者のお困りごと・面談時の状況
ご家族で申請を行ったものの、不支給決定の通知が届いてしまったそうです。
10代の頃に発達障害と診断されて、20歳を過ぎてからの申請でした。
専門学校を卒業後は、一般就労を目指したこともあったそうですが、どうしても採用にならず相談の当時は障害者雇用で就労されていました。
将来のことを考えた時に、障害者雇用の収入だけでは不安が大きいので、改めて専門家に相談した上で受給の可能性があるのであれば申請したいと相談にいらっしゃいました。
社労士による見解アドバイス
お母様が相談にいらっしゃった際に、申請時の診断書やその他の申請書類のコピーを見せていただきました。また、ご本人の幼少期からのエピソードや、現在の日常生活や就労先で困っていることを詳しくヒアリングさせていただきました。
面談担当者の主観にはなりますが、障害等級2級に該当する可能性が決して低くはないと思われました。
前回の申請で主治医の先生に診断書を書いていただく際に、ご本人が苦労している部分や障害をお持ちでない方の何倍も努力をしてできている部分の内情を伝えきれていなかった部分もあるように思われたので、もし再申請するのであれば、それらの部分を先生によくお伝えする必要があるかもしれないというお話もさせていただきました。
申請代行のご依頼をいただき、申請のお手伝いをさせていただくことになりました。
受任までに行ったこと
前回申請時よりも障害状態が悪化したことによる再申請でした。
まず、主治医の先生に診断書を依頼する際に、前回よりも障害状態が悪化してしまった部分を簡単にまとめてお手紙としてお渡ししました。
申請書類作成の前に、前回申請した書類のコピー一式を年金事務所経由で取り寄せしました。前回申請時の内容を確認しながら、今回と前回とで申請内容に矛盾が無いよう気を付けて、改めて一から申請書類を作成しました。
同時に、前回よりも障害状態が悪化したことによる再申請でしたので、前回と比較して障害状態が悪化してしまった部分が分かりやすいように書類を作成していきました。
結果
男性(20代/障害者雇用)
傷病名:自閉スペクトラム症(発達障害)
決定した年金額と等級:障害基礎年金2級
受給決定額:年額約795,000円